何かぱっとしないんだよ。そう、その「刺激」ってやつにさ。よどんでんじゃん。空気が。ろくな
やついねえじゃん?そうそう、毒にも薬にもなん
ねえっってやつ。死んだ魚みてえな目してさ。
10時の休憩に俺が、ようやく自我が目覚め始めた中学生のポエムのよう
なことを言っていきまいていると…。だったら、イロさんが一番やりたい
ことって何ですか?と聞かれて。それで俺は、そういったのだ。なんかこ
う、線と線が繋がって、まさか………あいつが!?そういえば、昨日も、
あのときも、……。あ!あの右手の傷が!みたいな。ねえ。一度、経験し
てみたいじゃん。
――イーロちん。何の匂いでしょーーーか!!
って、《由美ぶ》が、後ろから目隠しして、鼻に何かおっつけるので。
『……何これ?…ちょっときついな……ぎんなん?』
「ブー。答えは…くしゃみしたばっかのアタシの紙マスクのに、お、い!」
瞬間。俺にはもう、何かかますだけの力はなかった。最近、やけに効かな
くなってきた愛用のハルシオンを取り出して、ガリガリかじって、また、
仕事にもどった。多分俺は、もう一生、チーズビットを食うことはないだ
ろう。さようなら。僕のホテルカルフォルニア。
おしゃべりと他人の詮索をする奴は嫌いだ。奥さんは何してる人?とか、
ババアはしつこいので。『風俗嬢です』。って言う。それ以上何も聞いて
こなくなった。ていうか、みんな目を合わせてくれなくなった。僕は…。
ぼくは、ばかなので、
ふつうの人の、ふつうのせいかつや、そういうじんせいが、
まぶししくて、まぶしくて、まぶしくて、しかたないんです。
■僕が愛した活字の中の女性たちU《世界篇》
−IRO& CHEMICAL CORPORASHIONS


