お前の前世は「アメフラシ」だと教えてやると、「きゃー♪」と由美ぶが大騒ぎする。………わか
ってんのかな。イロっちの前世は何なの?『ジョ
ニー・デップ。』噂を聞きつけた、小嶋が来たの
で。「おまえはナンだ。」と教えてやる。
ナン…って?「知らねぇのかよ。インド人がカレーにつけるパンだよ。」
★★★
コンテナを引いていると、狭い通路にケツがじゃまだったので、友里の
でかい尻を、ガンっ!と足の裏で蹴飛ばす。どけよおら、おめぇ邪魔な
んだよ。「あーぁぁぁ。アタシにそんなことしていいのかなぁ?」あ?
ずっと前さ、耳鼻科に行くっていって早退して、八王子市民体育館にマ
ツケンのコンサート見にいったでしょ?アタシの友達見たっていってた
よ。イロっちのこと。すごい前のほうで見てたよね。一人で。
★★★
社内監査の予行練習をする。審査員の腕章をつけて、クズどもに質問
する。えーと、小嶋さん。そうそう君。
――この作業はどういう基準に基づいてやっているのですか?
それだったらあそこにいる坪井さんがしってるよ。いや、あの人、何で
も知ってっから。たいしたもんだよ。まだわげぇのに。よぐできた人だ。
と、小嶋が限りなく茨城弁でしゃべるので可笑しかった。
10時25分に2Fで小便をしていると、またあの女と目が合って、俺
に手を振って笑ってた。俺は小便のキレが著しく悪くなったわけで。
■僕が愛した活字の中の女性たちU《日本史篇》
−IRO& CHEMICAL CORPORASHIONS


