2006年12月12日

★度胸と巨乳ひとつで世の中を渡ってきた21歳に漢字を教える8



tidori1.jpg ――あ、イロっち。3係の原田君。やっぱりアタ
シに気があるって!
休憩室に入るなり、《有里》
たちが嬉しそうな声で俺に言った。俺は、無言で、
テーブルの上にある紙をとりあげ、破いてゴミ箱
に投げ捨て、胸ぐらでつかんで、しぼりだすよう
な声で語りかけた。

――会社で、「こっくりさん」を、やるなっていったろ?

したら俺を探していたらしく「あ、いたいた」という声とともに、F
カップがやって来てまた漢字の読みを聞く。――《運命》

ふーっ。俺は天を仰いだ。仰ぐと同時に、「ゆとり」教育もここまで
きたのか
と嘆息した。また同時に「戦争に負けるということは、こう
いうことなのか」と泣きたくなった。

――宝田。これは《運命【さだめ】》って読むんだぞ。







                       ■昭和任侠伝 Fカップとすごした日々8
posted by イロ室長 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 土曜はカメムシを探しにU | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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